宅配クリーニングの激安店

どんな衣類も1着○○○円 という格安クリーニングをよく見かけます。試しに利用しても出来栄えの違いは分からないので、一体激安店と高級店？で何が違うのか調べてみました。

一番の違いは扱いの差で、高いお店の方が扱いが丁寧です。クリーニング店にも色々当たり外れがありますから、高ければ絶対安心という訳ではありませ んが、少なくとも激安店とは根底となるレベルが違います。激安店があれだけ値段が安いには、安いなりのちゃんとした理由があり、ことクリーニング業の世界 では、安かろう悪かろうという理屈が、厳然と存在しています。

クリーニング店と激安店の最大の違いは、溶剤管理とプレスです。クリーニング店というのはどこでもそうなのですが、クリーニング溶剤の使い回しをし ています。一番最初に白い衣類を洗濯し、次にその同じ液を使いまわして色柄物を洗う、という感じで。1回使えば当然ながら、溶剤には洗濯物から出た汚れが 溶け出しています。高いクリーニング店は、液を使い回す前に、蒸留処理を毎回しっかり行って、不純物（＝汚れ）を除去してから、次の物を洗いますが、激安 店は高いお店ほど蒸留処理を頻繁には行わず、汚れた液のまま、次の物を洗うことがしばしばです。この為、激安店に出すと、白いものが黒ずんだり、返却され た衣類に変な臭いが付いていた、などのトラブルがよくあります。

また、高いクリーニング店では、検品処理がしっかりしており、ハイクラス仕上げを選べば、生地の素材や織り方の特性に合わせて、非常にキメ細やかな 調整をして、最適な状態でプレスしてもらえますが、激安店はパート従業員がプレスマシンという機械を使って、右から左へ作業をこなすだけで、極論すればア クリルもカシミアも一緒くた見たいな仕上げになるので、高級素材を激安店にだすと、生地の風合いが台無しになってしまうというトラブルも、しばしばです。

リネットは技術のある激安店である

この理由は、リネットは会員数が15万人います。これだけの会員数ですと商売としては薄利多売が成立しますし、クリーニングを委託する工場とも大量割引などの交渉もできるので、同じ工場を利用するクリーニング店よりも安くできます。

また、リネットの料金システムはどう見ても「プレミアム会員」であることで前提になっており、月額300円の会費が必要になるのですが、ならあまり 気にならず15万人の会員のほとんどが入会しています。つまり、月額費用だけでも相当な収入が発生していますので、結果として技術は落とさずクリーニング 費用は安くできる訳です。